じょっぴんかったか

昭和の中頃から電気炊飯器があるので「ちゃんとかましてから うるかさなかったっけ めっこになったべさ。」ということは少なくなったのかもしれません。あずましき国を探検してみればこれまた「たいしていっしょや。」と思えてしまいます。

大江戸捜査網 その1

並木藪蕎麦
東京都台東区雷門2-11-9

坪内逍遥が「小説神髄」を書いたことが日本文学で、おそらくそれは本当のことで、本流の「蕎麦」のひとつであろう『藪』蕎麦に行ってみたかった。行って良かった。

何が違うって、「嗜み」の一言に尽きる。馴染みらしい父さんが、卵焼きをつまみ味噌をなめながら日本酒をチビリと飲って、ホール係の背筋の伸びた母さんの絶妙な間合いで、「何かいかが」的なことを云えば、「んじゃ、もり一枚。」阿吽の呼吸と言うのか、

文化が違う。
この街にとって、蕎麦屋さんは「蕎麦」を食うに非ず、酒を嗜み会話やしつらえを、風情を・・・「蕎麦」が主菜となったホッカイドーの在り方を否定するつもりはありません。

「粋」ってやつなんだべな。
あの辺に住んで「旦那」と呼ばれたい。(笑)

ホンモノの「辛い」そばつゆ。べらんめえ。
蕎麦はもちろん上質。噂に聞いた蕎麦つゆの塩っ辛さ。でも、蕎麦湯で割ったらこれまた異次元の旨さ。

知らないことは知ればいい。まだまだ、知らないことに出会えてシアワセ。

「十割蕎麦」信者に食べてほしい。「十割」でなくてもこのクオリティの高さ。連綿と続く歴史は嘘をつかない。