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じょっぴんかったか

昭和の中頃から電気炊飯器があるので「ちゃんとかましてから うるかさなかったっけ めっこになったべさ。」ということは少なくなったのかもしれません。あずましき国を探検してみればこれまた「たいしていっしょや。」と思えてしまいます。

店長。

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どんころらぁめん 月寒東店

札幌市豊平区月寒東二条7-16-25

誰しもその場所での肩書があるもので、自分のための一杯を拵えてくれた後、馴染みらしきお客さんとダベってる父さんに母さんが「店長、チャーハンの出前の注文入ってますよ。」聞いているのか聞いていないのかマシンガントークは続き、しばらくして気が済んだのか「あ、そうかそうか出前ね。」

なんというマイペースでしょう。いいの。いいの。数多の苦労があろうとも、其れが個人事業主の特権ってもんですから。(笑)

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厨房が丸見えのカウンターです。

手際よく、手も口も忙しく昭和の頃から頑張っているんですね。以前、どこかのサイトで、父さん店長が「親はなくとも支店育つ・・・。(笑)」と笑い飛ばしたといった記事が思い出されます。確かにそうです。本店はありません。ヒラギシの本店があった頃はお世話になりました。(今はありません。この屋号はココだけだと思います。)

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思い出の中にも生きている平べったい丼。オリジナルの灰皿と同じデザインで使い倒した丼のヒビにも歴史を感じます。

幼少の頃は、馬橇ってのもありました。まさに1馬力。大切な労力で家にいた馬は赤茶けた毛色だったから「アカ」と呼んでいました。ちなみに黒毛の馬は「アオ」と呼んでいたのですが、国語の時間にそのような事をコトバに出したら、教室中大笑い。でも先生だけが否定せず。「そうです。そう呼びます。」と毅然と肯定してくれたのがささやかな思い出です。

時は流れ、1馬力の馬は居なくなったんですから蹄鉄屋もいなくなって、その代わり今じゃ数十馬力~数百馬力のトラクタと農機具屋がいるホッカイドーです。

思い出に浸るにはいい一杯でした。

ちなみに、もう一つの見どころはトイレです。

今の新しいトイレはリモコンボタンで流すことができます。どう見ても旧サイズで、ボタンはあるけど今時じゃないからどうなるんだろうと観察してみたら、ボタンを押すと貯水タンクの横のレバーがモーター駆動で半転して流すような仕掛けになっています。デジタルとアナログの融合。(笑)ラーメン屋さんは仮の姿で、街の発明家なのかもしれません。

新しいものだけが優れているということではありません。新しいものには未来へという意味で優れた点はありますが、未来において現在は過去であり過ぎ去った時間です。現在過去から未来への伝承を託された時間帯です。アナログからデジタルに変わる様、昭和から平成の時間帯を父さん「店長」は何の違和感もなく楽しんでいらっしゃるんだろうと思い、寄り添う母さんの笑顔がうれしい生姜の利いた味噌ラーメンです。